今の指導、どうですか?

奏法についてのお話
07 /22 2017
皆さん、ピアノを弾く際の手の形はどうなっていますか?どのような指導を受けていますか?

手の中にタマゴが入るように
手を丸くして
指を上にあげてから
指先を立てて固定して

ぜーんぶ、NGワードです(T-T)

特に小学生の皆さん!幼少期(4歳から5歳)にピアノを習い始め、この弾き方で行き詰まりを感じ始めるのが9歳から10歳頃のようです。私の元にご縁があって辿り着いた生徒さん(親御さん)は、この行き詰まりを、「弾き方に問題があるのでは?」と気付かれた方ばかりです。

日本での指導は、未だに古い奏法が蔓延している事を実感しています。間違った奏法、それは弾き辛く、、何故弾き辛いかというと、体に合っていない弾き方だから。実にシンプルなんです。

その間違った奏法を教えている教師が多すぎます。。もう、本当に。。実際、先生自身が、その弾き方で上手く弾けているのでしょうか?いわゆるバッハ モーツァルト ベートーヴェン ショパン ドビュッシー などのきちんとした作品を、その弾き方で美しく流麗に弾けているのでしょうか?

そもそも、子供向けの教本は、何のためにあるのでしょうか?

いずれは、たくさんの名作曲家が残した素晴らしい作品を演奏するためですよ。そのための準備として、教本や子供向けの作品があるのです。その段階で教える(教わる)奏法が、後に繋がるのです!基礎なんです!!重大なんです!!!

本当は楽に弾けるものを、教師がその知識と技術が無いために、弾き辛いスタイルを押し付け、生徒がなかなか弾けないのを見て、やれ練習が足りないやら才能がないやらと、見捨てる。。これって、恐ろしくないですか?私からしたら犯罪ですわ(笑)ハッキリ申し上げて、弾けない人が、弾けない人を増やしているのでは??(T-T)(T-T)(T-T)


たくさんの情報が溢れるこの時代。何が正しくて、何がおかしいのか、自らキャッチする力が必要です。

気付く人は、気付いています。
今まさに、そういう新たな時に入っていると感じます。


私は、気付かれた教師側の皆さん、生徒側の皆さん、それぞれの立場にいる方にレッスンしています。ご縁のある皆さんが、自らが弾きやすくなり、いい響きを導き、今まで苦手だと感じていた色々が得意になり、好きになり。それらの全ての発見と体感を、広めていってほしいと願います。

神保町なにわ、41年間の歴史

演奏や音楽のこと
07 /13 2017
神保町で41年間、私の両親が経営してきました「なにわ」が7月28日(金)を持って、閉店いたします。振り返れば、36年目にして父が難病ALSで他界。その際にはお店を閉める予定でおりました。しかし近隣のお客様のお声がけでビルを移り、母が引き継ぐ形で5年間頑張って参りました。

新店舗にはグランドピアノを置き、コンサートや様々なイベントを行ってきました。落語会、歴史講座はシリーズ化し、それらを楽しみにして下さっているお客様もたくさん。今回、ビル老朽化に伴い、とても残念ですが閉店の流れとなりました。41年をここで簡単に言葉で表すことは私にはできません。とにかく、「なにわ」で小ノ澤家は成り立っていたわけで、私はピアノを続けてこれたわけで、たくさんの出会いがあって、たくさんの人生が交差して。父が生きていた時、夫婦の食卓での会話のほとんどがお店のこと、それもお客さんのこと。二人にとってお客さんは、家族なんだなぁと思います。

       

先日は閉店のことを聞いた友人達が駆けつけてくれました!その場で「何やろっか~~!?」と大騒ぎし、何だかんだでたくさん遊んじゃいました!途中はお客さんが弾いたり、歌ったり。そして、なんと!母も「歌いたいー!!」と言い出し(笑)合唱!!友人たちがあまりにもオープンマインドで音楽をしてくれたので、お客さんに火をつけ、それが母にまでも飛び火し、幸せの連鎖。みんなの愛を感じすぎて、ずっと感動してました。頑張って普通にしてたけど(笑)泣くの嫌だから、どうせ止まらなくなるから。でも、この写真を撮ってくれてた友人は動画を撮りながら泣いてましたTT

      
 
      
      
      


「パパが亡くなった後の、ママの頑張れるモチベーションはどこから来るのかな・・」と友人に言われました。そのことを、私はずっと考えていました。また別の友人が、「パパの大事なお客さんや、パパの大事な宝物を守りたい一心でがんばってきたのわかるから」と言ってくれました。私は自分の親のこと、よくわかっていないのかもしれませんね。


いっつも周りの友人が、ふとした一言で、私に教えてくれます。


母は、本を書いています。
なにわのこと、人生のことを、綴っているそうです。

自分の真似をしない~節目の年にリサイタル~

演奏や音楽のこと
07 /06 2017
7月5日、晴れて40歳になりました!信じられないですが(笑)反対に、やっとここまで来たか、という感じもあるのが不思議。感情というのは面白くて、どちらも本心なんだけど、外向きの本心と、自分の魂的本心というのが常に一緒にあるものですね。そこが自分でわかっていて、コントロール出来ていれば人生はハッピー。

ところで、10代はとにかくたーーくさん吸収し、いいものとそうでないものを判断する直観を磨く。20代は時に暗中模索しながらも、ひたすら沢山の経験を積む時。30代はその経験を実績とすべく、きちんと思考しながらも確かなものとして確立していく時。

さて40代は...その経験と実績をさらに深め、知識と技術を安定させる事に挑戦する時だと思っています。一見、歳をとるごとに直観よりも思考に頼るようになるのか?と思われがちですが、そんなことないない!!むしろ知識と経験が増えれば増えるだけ、直観は冴えていきますし、ここぞという時にビビッと来ますね。

そんな中、自分の音楽はどう変わっていくのか。目指したいところは何なのか。こればかりはきちんとした本番を迎えるしかない!ということで、リサイタルを致します。

     

     

目指すところは「自分の真似をしない」ということ。演奏者は常に、習慣的に身体に入っている演奏表現を自動的にしてしまうものです。新しく技術を手にした時、音楽だけでなく、人としての変化、自分自身の成長を実感している時。そんな時は、前の慣れ親しんだ表現から抜け出し、新しい表現に挑戦する。これはとても大変で難しいですが、ここを越えると、その先の飛躍は大きいです。

プログラムの中身については、また別の記事で(*´-`)

洗脳から解かれる日

演奏や音楽のこと
06 /28 2017
怖いタイトルを付けましたね(笑)これを読んでいる皆さんは、プロアマ問わずピアノに熱心な方だと思うので、そんな皆さんのほとんどが「洗脳」を受けているのでは?と思う今日この頃です。ポジティブなものならいいですが、自信を失うような、本来の自分に蓋をしてしまうようなネガティブな意味での洗脳を、親御さんや指導を受けた先生からもらってしまっていることが、少なからずあるのではないでしょうか?第一線で活躍されている超有名なピアニストさんでさえ、この洗脳をご自身の中に認めていることを以前何かの記事で読みました。そして、その方はご自身の中で、もうそこから抜け出してやっていける時に来た、演奏が楽になったと仰っていました。これを読んで救われたピアノ弾きは多いのではないでしょうか?私も、はっとしましたよ、それを読んだ時は。


努力とは苦しいものだと、誰が決めたのでしょうか??足りないものを埋めるばかりの練習、苦痛じゃないですか??良いところを伸ばすというアプローチではダメなの??練習めっちゃして手が痛くなった!!って、え??それ美談でもなんでもないですから!!それは「技」がないからです。弾くという行為の、体の正しい使い方を知らないから。大事な道具である手を痛めて、弾けなくなるなんて、本末転倒。。プロだったら、体をとにかく大事にするものです。徹夜で練習?ありえない。本番の前日はしっかり寝ましょう。。苦悶しながら練習して、ぶっちゃけその状態で弾いていて幸せですか?このスポ根的練習スタイル、それを楽しめてるとしたら、よっぽどのマゾかナルシスト(笑)でもね、それができるのはせいぜい30歳までですよ。先がないんですよ、そのやり方だと。。。もう少しそこは合理的に考えて、練習スタイルを改めてみませんか?手に違和感があるのなら、奏法を見直す時です。


先生は神様ではありません。だから、狂信的にその先生が言う事全てに一喜一憂する必要なんかないです。先生からはアドバイスをもらったり、明確な技があればそれを教えてもらい、というか盗む(ありがたく!)。あとはそれを自分のものにするべく、楽しく練習や本番を積み重ねればいいんですよね。ちなみに私は学生時代、指の上げ下げで弾くハノンの練習、とにかくやりなさいと言われていましたが、一切やりませんでした(笑)本能的にだと思うのですが、脳が拒否したんでしょうね。。今思えば、10代から20代中盤、現在の奏法の知識はなかったにもかかわらず、ハイフィンガーにはならなかったのは、私の体という本能に基づいた直観だと思っています。


私のもとに奏法を直したいと習いに来て下さる方も、みんなそんな直観を持っている方々です。ただ、皆さんとお話ししていると、それぞれに抱えた洗脳があるなと気付く。それは私にもあったし、とってもよくわかります。ただ、現在の私は、洗脳からの完全卒業、ほぼほぼ間近といったところ(笑)皆さんも、そんな自分の洗脳にまず気付いて、そこから解放され、羽ばたける日を目指しましょう!!

それぞれの音質を感じて・・・

演奏や音楽のこと
06 /19 2017
マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」、プッチーニ「修道女アンジェリカ」オペラ2演目、無事に本番を終えました。今回は弦楽器が充実した編成でしたので、ピアノな私は、音色・音質をどう馴染ませるか、あれやこれやとタッチやペダリングを試行錯誤していました。そもそも弦楽器や木管楽器の音の発音(鳴り始めの発音)はピアノのそれと全く違います。普通に弾いてしまうと、0コンマ何秒の世界ですが、ピアノのほうが早く鳴ってしまうのです。音が立ってしまうのですね。音の世界にとってこのコンマ何秒は大きいです。全体的に普段より後乗せのようにするのですが、上手くいったりそうでなかったり(笑)とにかく相当な神経を使います。。。音の角を作らないように。

     

スタインウェイのフルコンでしたが、前日まではキンキンカンカンな鳴りで、どうしようかと思いましたが、名取さんの調律マジックが入ったことで、まろやかなまとまった音に変貌を遂げました。お陰様でとても弾きやすかったです。

舞台上では様々なドラマが繰り広げられていたかと思いますが、半地下にもぐっているオケピット内にいた私からは、当然ですが何も見えません。。。お客様の感想を聴いたところ、「泣いた。」「舞台上のセット、照明、演出が素晴らしかった。」というお声が多く、これは早くビデオで体験せねば!と思っているところです(笑)

オペラは本当に何が起こるかわからない。歌手の皆さんの当日のコンディションはもちろんですが、本番ならではの感情の変化、表現の変化が様々あり、それに応じて音楽が伸び縮みするのです。それがオペラの醍醐味であり、また難しさでもあります。ですから、オペラを振れる指揮者さんは本当に本当に尊敬します。

      

ふぅ。。。一つ本番が終わって、ホッとしたのもつかの間、また明日から次のお仕事に向けて準備ですね。今回も、たくさんのプロフェッショナルに触れることができ、表に出る方々も、それを陰で支える方々も、皆が一つになって一つの成功を目指すというのは、本当に小さな感動や感謝が積み重なって成り立っていると感じます。皆様、お疲れさまでした!ありがとうございました。
       

3回目の五月会は49周年でした!

演奏や音楽のこと
06 /12 2017
3年前から、五月会の「歌とピアノの夕べ」で声楽の皆さんの伴奏をさせて頂いています。今年で49回目、ということは、49周年ということ。先代の小山貞子先生のご人徳と、信念。それを引き継ぐ関わっておられるすべての皆様のお人柄。本当に素晴らしく、強い結びつきや繋がりを感じさせて下さいます。

      

親友のソプラノ歌手、黒澤麻美の、やっぱり凄い歌の世界。彼女の歌にはドラマがあって、技術が素晴らしいのはもちろんなのですが、彼女の歌の世界観が聴く人の心を鷲掴みにします。専属の伴奏者である篠宮久徳さんのピアノも、呼吸と音の層が素晴らしく、私が歌手だったら彼に伴奏をお願いしたいとつくづく思いました(笑) 待ち時間にもたくさんピアニストトークができて、とっても充実でした!私が伴奏させて頂いた皆さんも、常に真摯に音楽に向き合っていらして、毎年ご一緒させて頂くことが楽しみになっております。


さて、6月18日(日)のオペラ公演「カヴァレリア・ルスティカーナ」&「修道女アンジェリカ」が近づいてまいりました!!無事に楽譜も届き(笑)オケ稽古も始まっています!明日はオケ稽古のあと、そのまま歌手の皆さんと初合わせ、総稽古です。長丁場です。体力勝負です。集中力勝負ともいう。。。さて、どうなりますか…楽しみです♪

室内楽って何ですか??

演奏や音楽のこと
06 /01 2017
「室内楽」と聞いて、「あ~それはね・・・♪」と雄弁に語られる方は少ないと思います(笑)むしろ「室内楽・・・って、なぁに?」という反応のほうが自然な気もします。簡単に申し上げますと、『様々な楽器を中心とした、オーケストラより小さい編成での音楽』です。

9月10日のコンサートのお知らせです!皆さんご都合いかがでしょうか??
前半は室内楽、編成はヴァイオリン×2本、ヴィオラ、チェロ、フルート、ピアノ !想像するだけでも華やかなアンサンブルではないですか!!皆さん耳馴染みのある名曲の数々を、ゴージャスなアレンジでお届けします!そしてそして後半は、歌手も加わってオペラのハイライトをやってしまおう!という非常に豪華なコンサート。

題して、 Music Festival~室内楽とオペラの饗宴~

      

      

私としましても、このようなアンサンブルの編成で指揮者無し!というのは初体験です。こういう時のピアニストは、テンポと雰囲気を作る重要なポジションです。かなりの重責なんです(笑) でも、そんな緊張を吹っ飛ばしてくれるような、素敵で華やかなプログラムとなっています!!たくさんの方にお聴き頂けたら嬉しいです!!

チケットのご用命は、直接私までお声がけ頂くか、yukiho.onozawa@gmail.com までご連絡くださいね!

努力だと思ってない・・・ということ

演奏や音楽のこと
05 /29 2017
最近、色々な方と接する中で感じたことを、言葉にまとめておきたい気分になってきました。例えば人が何かに対して意見や感想を述べるときは、その人の持つ価値観(出会ってきた人や、環境でできるもの)で、お話をされますよね。肯定的に話す人と否定的に話す人がいますが、それも、その人の価値観から発生するものなのでしょうね。ですから、あまりそれに左右されることは無いのかなと。私自身も悩むことがありますが、自分に確固としたものがあれば、割と何を言われても平気になってくるのかな^^

例えば、ピアノは毎日練習するのが当たり前なのですが、だいたい4時間ですかね。ある人からしたら、大変ね~!と思うことなのかもしれませんが、私にとっては普通で、全く苦痛などなく、やればやるほど元気になります(笑)演奏の仕事やレッスンがありますので、必ずしも毎日練習できるわけではありませんが、音楽家にとっての練習は、当たり前の日常です^^

作品の背景や時代のこと、楽譜に書かれている色々を考察するのも、スイッチが入ると本当にむさぼるようにやってます(笑)よく生徒さんで、ご自身で調べたり熟考する前に、「これはどうすべきですかね?」と聞いて来られる方がいるのですが、なんと勿体ないことでしょうといつも思っています(笑)自分で調べて、自分で体感して、悩んで、わからなくなって、ひらめいて・・・それでやっと本当の自分の知識・自信になるのですから、その工程をすっ飛ばして人(先生)に聞いてしまうのは本当に勿体ないこと。そして、先生というのは、その人がどれだけ考えて、どれだけ音楽と深く向き合ってきているかが、一瞬にして分かってしまう生き物です。。

クラシック音楽は、やっぱり芸術音楽。確かに娯楽としても十分に楽しめる要素はありますが、演奏する側は芸術をしていないと、伝えられない難しさ、厳しさがあります。自分との対峙。深さ。


そうそう、何かに没頭してる人って、それをやりたくてやってるというか、そもそも何も考えてない(笑)「言われてみれば没頭してるわ!」という感じなので、それを努力だとも思ってないんですよね。進路(音高・音大)の話になったとき、常にこの状態になっている子だったら、何も心配なく突き進めー!といった感じですが、そうではない、どこかやらされてる感が少しでもあった場合は、音楽の道は薦めません。「才能」というものがあるとすれば、それは「没頭レベル」で測れるかもしれません。上手いとか下手じゃない。

オケ中ピアノ@OPERA

演奏や音楽のこと
05 /08 2017
オケ中ピアノというお仕事があります。要するに、オーケストラの中で、オーケストラのメンバーの一人としてピアノを弾くわけですが、指揮者さんのお導きのもと、他の奏者の音に耳を澄ませ、バランスを整え、究極のアンサンブルを楽しめるお仕事。ピアニストにとっては、オーケストラの皆さんの心情を体験できる唯一のポジションだと思っていますので、貴重です。そして、オペラでのオーケストラはピットに入ります。ピットでスタインウェイのフルコンをよく弾いているピアニストも少ないでしょう(笑

6月の公演は、オペラ二本立てです!オリジナル編成のオケですので、アレンジが入るのですが、そのアレンジされた楽譜がまだ届いておりませんの!!ちなみにオケ稽古は本番直前に3回ありますがね、、はやく譜読みしたいのにできないジレンマ(笑)そんな複雑な心境の中、告知をすることとなりました。。。

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「カヴァレリア・ルスティカーナ」は間奏曲がとても美しく、有名ですね。全体を通して音楽がとても魅力的です。「修道女アンジェリカ」に関しては、アリアをピアノ伴奏したことはあるのですが、全体像は今から勉強しつつ深めていきます。

とにもかくにも、楽譜はやくして(笑) (歌手の皆さんの稽古は順調に進んでいるそうです^^!)

リラックスってむずかしい

演奏や音楽のこと
04 /30 2017
私にとって最も難しいことと言えば、、、リラックスすることでしょう。

カラダを見るプロに出会うと必ず「あ~、常に緊張状態だね~。大変だこりゃ」と言われます(笑)以前、胃カメラを飲むときの麻酔が普通の人は眠ってしまうレベルだったにも拘らず、私は覚醒しており、お医者さんがびっくりしていたこともあったほどです。おそらく、カラダの凝り固まりが影響して自律神経がやられているのでしょう(笑)

今回も、新しくご縁の出来た方に私の緊張をズバリ見破られ、寝ているときも緊張しているだろうとも言われ、まるで武士だなと思いました。武士さんは片目を開けて寝ていたそうですからね!!私は武士ではありませんので、とにかく永くピアノが弾けるように、体のメンテナンスは今まで以上にやっていきたい所です。

そんな、常に緊張している可哀想な私に、「波動が良いからリラックスできるよ~」とお紅茶をプレゼントして頂きました!優雅でリッチなお味なのに、何故か肩の力が抜けて、はぁ~っ、と幸せなため息が漏れます。全身に爽やかに澄んだ風が吹きます。カラダがほぐれると、心もリラックスできますね。リラックスすると呼吸がしやすくなり、なぜか集中力も高まって、練習がはかどりました!

     


新しく発売されたばかりで、ブレンダーは弱冠17歳とのことです!!センスに年齢は関係ありませんね。
お紅茶好きの方、日々の生活に疲れているそこのあなた。おススメ致します。

Nuit Étoilée


     

そして、お紅茶のお供は、生徒さんから頂いたピアノ、じゃなかったお菓子です(笑)箱を開けたらピアノが出てきて、わーー!!となりました。ちなみに鍵盤の中にはとっても美味しいフィナンシェが入っています。こういった洗練された遊び心も、人をリラックスさせてくれるものですね。

私は、私の奏でる音楽を聴いて下さる皆様を、リラックスさせたり、時に昂らせたり・・・。そのためにも、自分の体を、これまで以上に大切に、大事にしていこうと思います。うまくまとまった。

音楽の中にある愛

演奏や音楽のこと
04 /24 2017
4月22日(土)は、「第7回 和亭なにわクラシックコンサート」でした。
今回は多方面でご活躍中の、音楽家としても人生の先輩としても尊敬できる、ソプラノ新藤昌子さん、メゾソプラノ北澤幸さんをお呼びして「春爛漫トリオコンサート」でした。おふたりの安定した素晴らしい歌唱のおかげで、充実したコンサートとなりました!このような超至近距離での演奏は、お客様との交感を密に感じられ、毎度本当に温かいです。遠方から新幹線でいらして下さったお客様との初対面もあり、音楽が導いたご縁に感謝感謝。そして、いつも楽しみに応援して下さっている皆様、本当にありがとうございます。引き続き、真摯に一途に。表現者として充実した生き方をしていきたいと思っております!



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空間におふたりの歌声が響き渡りました。
全体のプログラム構成がとても良かったとお褒め頂きました。
私のソロ2曲のうち、シューマン=リスト「献呈」は、元となったシューマンの歌曲を昌子さんに歌って頂いてからの演奏でした。当初は聞き比べとしてのプログラムでしたが、これは私にとって、たくさんのインスピレーションを受ける体験となりました。トークでもお伝えしましたが、ドイツ・バイロイトにあるリストのお墓に行った時に感じた深く広い愛、温かい毛布に包まれるような包容力。それを今まさに再び現地に戻されたような気持ちで演奏できました。
音楽というのは本当に不思議ですね。時に、自意識から解放される瞬間があるものです。




                 ソプラノ新藤昌子さん、私、メゾソプラノ北澤幸さん

日々の生活の中に、たくさんのヒントやチャンスが転がっていて、それをキャッチできるかできないかは、自分の心の在り方次第です。そのためにも、心も体も柔軟に、そして、良いもの美しいもの、本物を瞬時に感じ取れる感性も常に養っていたいと思います。
今回ご一緒させて頂いたお二方は、そのようなことを日々実践されている方々♪とっても気持ちよくアンサンブルができ、とっても幸せでした!

新藤昌子さんのサイト
北澤幸さんのサイト

プロフィール写真を新たに

演奏や音楽のこと
04 /12 2017
      


新年度に入り、気分を新たに・・・
プロフィール写真の撮影に行って参りました。

現時点で確定している出演予定としましては、

4月22日(土) なにわにて春爛漫コンサート。お陰様でこちらは完売です。

6月10日(土) 東松山市「五月会」にて、声楽の皆さんの伴奏。

6月18日(日) オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」「修道女アンジェリカ」。私は、オケ中ピアノを務めます。オケピットに入り、弦管楽器とのアンサンブルです。オケ稽古は本番1週間前から数回しかありません。ですので、今からしっかりと練習しておきたいのですが・・・まだ譜面が届いておりません・笑(いつもかなりギリギリ^^;)歌手の皆さんの稽古は順調に進んでいるようです!

9月10日(日) Music Festivalと題した室内楽のコンサート。こちらはピアノ五重奏などとっても華やかな演目揃い。もちろん私は全曲演奏します!

11月26日(日) 品川にある高輪プリンセスガルテンにて、ソロリサイタルを行います!現在、プログラムを考え中です。成長した演奏をお届けできますよう、日々鍛錬。

そして来年には、モーツァルト ピアノ協奏曲第20番を演奏させて頂く機会を頂きました!

たくさんのお客様にお越し頂けますよう。喜んで頂けますよう。日々精進します。全て詳細は決まり次第お伝えいたしますので、何卒宜しくお願い致します!

そもそもロシア奏法って?「従来の奏法との違い」「誤解された脱力」「本当の重力奏法」

奏法についてのお話
03 /27 2017
最近、生徒さんを教えていて色々気が付いたことがあり、それがある程度まで膨れ上がってきましたので、今年度の締めとして、ここに報告します(笑)今現在習っている方はもちろん、「ロシア奏法・重力奏法」というワードからこのブログをご覧になっている方も、是非ご一読頂ければと思います。と同時に、文章で記すことの限界も感じています。本やブログなどの文字情報の通り真似てみたとしても、残念ながら推測ベースであることも、レッスンの中で明らかになっています。実際にこの奏法で演奏しているピアニストやピアノ教師の丁寧な指導の下、自ら体感、実感し、継続することが全てです。


♦ロシア奏法(重力奏法)とは♦
多くの一流ピアニストが身に着けている演奏法です。(ロシアの作品のみを弾くための奏法ではありません。そもそものピアノの弾き方・技術です。)身体にとって自然で、かつ合理的な骨の動きと、それを支える筋肉を使う演奏法です。レガートを基本とした美しく歌うような音が特徴です。コントロールの利いた繊細なタッチで、豊かで深い響き、遠くまで届く研ぎ澄まされたピアニッシモ、多様な音色を生み出す奏法です。ホロヴィッツ、アルゲリッチ、プレトニョフ、ソコロフ、ガブリロフ、ダン・タイ・ソン、キーシン、ラン・ラン、トリフォノフなど多くの一流ピアニストがこの奏法です。(国籍は関係ありません)


♦従来の奏法との違い♦
従来の日本の音楽教育現場に流通している「指弾き」(ハイフィンガー)は、指の関節を固めて、まず指を持ち上げてから落とすという弾き方です。出てくる音の特徴としては、とても硬い音、そして音色の変化がありません。この弾き方は、指の運動量が異常に多く、指に頼った「指主体」の弾き方です。人によっては指が弱い、回らないと指摘を受け、自分は技術がないんだと思ってしまったり、長時間無理な練習をして故障を招くこともあるのです。

対して、レッスンでお伝えしている ロシア奏法は、指を持ち上げる筋肉「伸筋」を使わず、物をつかむときに使う「屈筋」で弾く奏法です。この奏法は、上腕の重さを利用した重力奏法にも基づいています。指の上げ下げを行わないので、結果として指の運動量は軽減されます。とても楽で、疲れず、まるで弾いていないような感覚になります。従来の弾き方と比べ、指が安定します。細かい音が流麗にクリアに弾け、なおかつ、レガートで歌う響きや音色のコントラストをつけることができるのです!


♦脱力の間違った解釈♦
ピアノの教育現場では「脱力」が永遠のテーマとされています。最も大切なことは、「どこを脱力するか」にあるのですが、、、レッスンに来る生徒さんの多くが、間違った場所を脱力をしている事に気が付きました。(ここでの脱力とは「ピアノを弾く上で有効に働く脱力」ということです。)

例えばとして、

1.手首を脱力し、指の関節を固めて指の上げ下げで弾いている状態⇒鍵盤を押し込んでしまう⇒響きが潰れます。詰まったような音になりますし、全く表情が付きません。音色のコントロールも不可能です。

2.手全体を脱力して弾いている状態⇒鍵盤の押し込みはありませんが、キースポット(鍵盤の深さ1センチの中にある音が鳴るスポット)を捉えられずに、音が浮き上がってしまいます。指と指の隙間から音が漏れていくようになり、音の密度が低く、芯の無い浮いた音に聞こえます。


正解は、支えと脱力の関係にあります。
では、その「支え」とはどこか?どこを「脱力」するのか? (「支え」は緊張や固定とは違いますよ!)


♦本当の重力奏法とは♦
重力なんだから、とにかく重さをのせればいいんだな!というのは間違いです。鍵盤には自動的に戻ってくる浮力があります。その浮力を利用して弾くのです。
『鍵盤を押し込まず、しかし、浮き上がらずに弾く』わけですが、これを成すには、上に記した『支えと脱力』のテクニックが必要です。

インナーマッスルを使います。中でも手の安定を目指すには《手のひらの筋肉》と《前腕の内側の腱の支え》が必要です。この《屈筋と腱》が育つと、手が安定し、指の繊細なコントロールが可能になっていきます。この安定により腕の重みを支えるのです。「上腕の重みを自然に落としつつ、前腕の下側と手の中で支えているという状態」=「脱力と支えの関係」 これこそが、本当の重力奏法です。


♦耳の意識♦
そして、これらのことと同時に、「耳の意識」を変えていきます。自分の出す音全てに耳を澄まし、耳で音を追っていく習慣をつけます。身体のコントロールと、耳をどう使うかは、常にセット。少しづつ使うべき筋肉や腱が発達し、音色が変わっていく段階で、耳もそれを追い求め変化をしていきます。不思議なことに、耳に意識が行くと、身体の無理な緊張が解け、いわゆる「ピアノ演奏にとって有効な脱力」が成功するのです!

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奏法について触れている過去の記事を、ひとつのカテゴリーにまとめました。
より細かく、詳細に書いています。⇒奏法についてのお話

春の準備

演奏や音楽のこと
03 /06 2017
今年度も間もなく終わりますね。世間としても始まりと終わりの準備で、何かと忙しい時期なのではないでしょうか。私も、今、全体的に人生が忙しい(笑)転換期、浄化の時期が来ていると感じずにはいられないような出来事が次から次と起こり、何もこうも重ならなくてもいいのにと笑ってしまうくらいです。そうそう、何か決断に迷ったときは、「勇気」を必要とする方向を選んだほうが、人生が飛躍するようですね。その勇気とは、「自信」なのかもしれませんね。そして自信とは、「積み重ね」から芽生えるものなのでしょうね。

そんな日々ですが、きっとその頃は春爛漫であろう4月22日。神保町和亭なにわにて、第7回目のクラシックコンサートを開催いたします!今回のゲストは多方面で大活躍されているベテラン歌手お二方をお呼びします!!

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暖かな春を想像し、これから具体的にプログラムを詰めていきます!
座席に限りがございますので、もしご興味ございましたら早目のご連絡を!!

現代《の》音楽

演奏や音楽のこと
03 /03 2017
本日は東大のゼミ合宿で演奏してきました。ゲストに作曲家の北爪道夫先生をお招きし、先生の作品を、先生の前で!演奏させて頂きました。前々回のブログに書きましたが、クラリネット協奏曲です。
ピアノリダクションの譜面では、作品のイメージが湧き辛く悩んでいました。2日前にクラリネット奏者と合わせをし、その時に初めて音源を聴かせてもらうという事態(笑)(泣)しかしながら、音源を聴いて、なんと美しい響きの世界なんだ!と、居ても立ってもいられない気持ちになりました。そこからは自分と作品の間に通り道ができ、大好きになり、愛を持って練習しました。

私の中で「現代音楽」いえ、「現代《の》音楽」(北爪先生が『の』を入れてほしい!と仰っていました^^)に対するイメージが大きく変化しました。作品に表れている響きの美しさは、倍音の重なりが研ぎ澄まされているのに温かみを感じるという、独特の世界観だと感じました。どこからともなく表れる音の流れ、生まれては消えを繰り返し辿り着く頂点。音の消え方までもが本当に美しく。いわゆるクラシック音楽に例えるなら、スクリャービンの響きの世界観に通ずるものを感じました。

北爪先生の精神世界は、自然界でいう「雲」と最も調和するそうです。「ゆったりとした変容と雄大な流れの中に、響きや色を聴く」と仰っており、先生の作品がまさにそういった印象を受けますので、やはり、「作曲家が大切にしている最も調和する感覚」がそのまま音楽に反映されるんだなと改めて思いました。そうやって考えてみると、クラシック音楽を演奏するときに、私たちが何を大切にするべきかが見えてきませんか?今一度、自分がいま向き合っている作曲家の本質をきちんとつかむということが、その作品に命を宿すことに繋がることに気付きます。

最後に、先生の資料にある言葉をここに記します。

『私は様々な音楽から等距離の場所に立ちたい。音楽とそれ以外も出来れば区別して考えたくない。そうした場所で「現代の音楽」を考えたいのです。すべての経験を生かして得られた直観が「音の真実」を見抜くのではないか。合理性からはみ出した部分が大きな説得力を持つと思います。』

小ノ澤 幸穂

小ノ澤 幸穂 Yukiho Onozawa

東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学ピアノ科卒業。在学中、板橋区クラシックオーディション合格。第5回ヤングアーチストピアノコンクール奨励賞受賞。第30回国際芸術連盟新人オーディション合格。コンセール・ヴィヴァン新人オーディション合格。2006年、ポーランド国立ショパン音楽大学マスタークラスにてピオトル・パレチニ氏に師事。ディプロマ取得。2010年、及川音楽事務所第17回新人オーディション優秀新人賞受賞。2012年、音楽の友ホールにてソロリサイタル「音の先にあるもの」を開催。2013年より東京大学大学院情報学環・作曲指揮研究室にて演奏助手を務め、ドイツ・バイロイト祝祭劇場での音響収録や、初演作品や現代音楽の演奏に携わる。

現在、ソロリサイタルの他、アンサンブルでの活動も多く、声楽家・ヴァイオリニストなど多数のアーティストに招聘され共演、CD録音やリサイタルでの伴奏を務める他、オペラ公演ではオケ中ピアニストとして携わるなど活動は多岐に渡る。また近年、クラシック音楽を身近に広めることを目的に、トークコンサートをプロデュース。

これまでに、佐川草子、大野真嗣各氏に師事。日本クラシック音楽コンクール審査員。板橋区演奏家協会会員。及川音楽事務所所属。東京大学大学院情報学環作曲指揮研究室演奏助手。

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