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ピアニストな日々。

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作曲家を知る。

その作品を作った「作曲家のこと」を、知識だけでなく、心で理解しているでしょうか?


心で、です。


「作り手を知り、作品を知る」


そこを抜きにして、作品の本質を表現することは不可能ですし、目指す所が一体どこにあるのかさえ、
わからなくなってしまいます。
先生がそう言ったから、そう弾く・・・!弾けるようになった!!がゴールでは無いですね^^
教師のアドバイスと、自分の見識と技術が融合した時に、初めてその人の音楽として成功したと思います。


ちなみに、教師の作曲家・作品についての知識量(頭と心)とレッスン内容(技術表現のアドバイス)は比例します。
ですので、教師は常に学んでいる必要がありますし、自身も演奏家であることが大事だと思います。
双方が常に学ぶ人である場合、とても深いレッスンが成り立つことを、様々なレッスン現場(ピアノに限らず)で見てきました。


作曲家を本当に深く知ろうとなれば、今勉強している曲だけを聴き、調べているだけでは足りません。。。


例えばモーツァルトでしたら、彼のオペラを聴きます。
彼が一番書きたかったのは、オペラです。
彼の頭の中にあった構想を表すには、オペラという総合芸術(音楽・美術・演技・舞踏)がベストだったのでしょうね!
天才であることはもちろんなのですが、とっても「人間的」であるモーツァルトさん。
天からの音楽なのに、親しみがあって人間的で・・・。


シューベルトでしたら、彼の歌曲を聴く。
31年の短い人生に、おそらくきっと常にあった「死の予感、共にある光」「永遠性」のようなものが
たくさん詰まっています。
彼のピアノ作品は、私自身、年をとるにつれ心に染み入るようになりました。


ベートーヴェンは、交響曲や弦楽四重奏を聴く。
彼の構築したかったものが層となって聴こえてくるので、その後に彼のピアノ作品を弾くと、意識が変わります!
そしてピアノソナタ全32曲を通して、前期・中期・後期、どの時代の作品を弾くのか。
苦悩と葛藤に満ちた人生、しかし終盤の作品には「天上の音」がたくさん現れます。
前期の作品には見られなかった 「赦し(許し)」 「救い」のようなもの。
苦悩から離れ「天上・神の存在を知ったベートーヴェン」を確かに感じます。


そして、ショパンを弾くのであれば、是非、まずは「彼自身」を知って下さい!
ショパンは他の作曲家と違い、殆どをピアノ音楽に捧げています。
ピアノの可能性を一番知っていて、ピアノを一番生かしたのもショパンです。
彼のことをまず知ってから、心境を分かってから、バラードやスケルツォ、ポロネーズを弾いて下さい。
本当はその前に、ノクターンなどの小品を聴いて、弾いていきます。
そして、マズルカを1曲、1曲、「彼の日記を読むように」是非、聴いてみて下さい。
彼の、人には言えない、本当の気持ちが溢れています。
それを感じ取って下さい!
(余りに深く感じすぎると、胸が苦しくなり泣いてしまいますが、それも、彼の人生を知っているからのこと^^)


上にご紹介した皆さんとは、全く違う世界観を音楽で作り上げたのがドビュッシーさんですね!
「印象派」の絵画を観ることで沢山のインスピレーションをもらえることはもちろんなのですが、
人間的・私的感情を一切排除した、独自の世界観は、「自然界の音」そのもの。
五感を超えて、第六感で感じる「神秘の音」のようなものを感じます。
この神秘的な音の並びからは「色彩」が浮かび上がり、「匂い」まで感じます。
これらを表現するには・・・
日常から離れ、光や水や緑の匂いに溢れる場所へトリップしましょう!!
そこには、妖精もたくさんいるかもしれません。


それにしても、つくづく、クラシック音楽は時間の概念を超えますね。
200年経っても、全く色褪せません。


それが、芸術の本質だと思います。
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