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ピアニストな日々。

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演奏家が育つ環境

近年、私のかつての教え子たちが、演奏家として舞台に立つことも多くなってきました。とっても嬉しく、本当に喜ばしいことです。共通して見られるある種の「熱感」「粘り強さ」みたいなものを、思い起こせば皆子供の時から持っていると感じます。

よく、「環境が良かったのね~」「ご両親に感謝ね~」と言われることが多いものです。それは本当にその通りで、否定するつもりはありません。実際、多額のレッスン料(長期に渡って)と学費がかかります。楽器自体も高いです。楽器を練習する環境(防音など)も必要です。それらの環境を経済的にも精神的にも整え、支え続けてくれるのは、両親や家族です。

ですが、「環境だけでは続かない」ということも事実なのです。実際、とても裕福な家庭に生まれ育ち、音楽を学び演奏家の道に進む人もいますが、様々な理由で(環境的には続けられるが)やめてしまう人もいます。かたや、環境的に続けることが困難だけど、いろいろな協力を受けて(受ける流れに不思議となる!)続けていき、花が開いていく人もたくさんいます。

何が言いたいかというと、「本人の努力次第」なのです。
続けることも、やめることも、本人が決めたこと。
環境だけでよい演奏家が育つほど、甘くはないし、簡単ではないです(笑

人を好きになる気持ちと一緒で、理由なんかない。何だかわからないけど惹かれる。そして飽きない。時によく分からなくなるけど、やっぱり一番好き。一緒にいることが当たり前。だけど特別。
一流・二流に関わらず、根っこにある気持ちは一緒だと思います。役目とか使命とかの前に、実に単純でシンプルな気持ち。それが何かを続けている人の共通点かもしれませんね。


それにしても、マイ楽器と常に一緒、演奏はもちろんその「愛楽器」と・・・という弦楽器や管楽器の皆さんが本当に本当に羨ましい。。。しかも、自分の体の中に入る、懐に入るサイズ感って、なんかいいじゃないですか(笑
それに比べてピアニストって特殊ですよね。毎回初めましてが殆どで。(超一流ともなれば、マイピアノを輸送する方もいらっしゃいますし、会場以外の楽器を選定することもありますが、それは稀です)。ピアニストの使命として、相性がよかろうが悪かろうが、瞬時に仲良くならないといけないのです。そして、そんないろいろな性格を持つピアノさんを、演奏者の要望や素質に合わせて弾きやすくする使命を調律師さんが担ってくれているのです。チューニングを他者に任せるピアニストという職業は、本当に特殊ですね。